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車をインロックしても自分で開けられる?適切な対処法とは
車のドアを誤って施錠してしまうインロックは、ドライバーなら誰でも経験する可能性のあるトラブルです。
ここでは、車をインロックしてしまった場合に自分で開けることが可能なのか、安全かつ確実に解決するための適切な対処法について解説します。
インロックした車を自分で開けるリスク
インロック時にすぐに状況を解決したいと思っても、専門知識や適切な工具がない状態で自力での開錠を試みるのは、大きなリスクを伴います。
車体や部品を破損する可能性
無理にドアをこじ開けようとすると、ドア枠や塗装を傷つけてしまう可能性が高いため避けるべきです。
また、棒などを差し込んでロック解除を試みると、内部の電子部品や配線を傷つけてしまうことがあり、結果として高額な修理費用が発生する原因となります。
特に近年の車は電子制御が多いため、小さな破損でも影響が出るおそれがあります。
セキュリティ上の懸念
特殊な工具を使用せずに車をこじ開けようとする行為は、周囲から不審に思われる可能性があるため避けるべきです。
さらに、無理な開錠作業によって車のセキュリティシステムに不具合が生じ、盗難リスクを高めてしまう可能性も考えられます。
安全と安心を確保するためにも、自力での開錠は推奨できません。
インロック時の適切な対処法
車をインロックしてしまった場合、自力での開錠は避け、専門的な知識と技術を持ったプロに依頼するのが最も安全かつ確実な対処法です。
契約しているロードサービスへの連絡
最も一般的で、まず優先すべき対処法は、加入している任意保険に付帯するロードサービスや、JAF(日本自動車連盟)などのロードサービスへ連絡することです。
これらのサービスでは、専門スタッフが現場に急行し、車を傷つけることなくインロックを解除してくれます。
多くの場合、会員や保険契約者であれば無料、もしくは低料金で対応してもらえるため、経済的な負担を抑えられる点も大きなメリットです。
連絡の際は、車種・年式・インロックが発生した状況を正確に伝えることで、よりスムーズな対応につながります。
また、意外と知られていませんが、レッカー業者は保険会社任せではなく、お客様ご自身で選ぶことが可能です。
保険対応が可能なレッカー・レンタカー業者(当社のような業者)を利用した場合でも、任意保険のロードサービスが適用されるため、原則としてお客様の実費負担は発生しません。
「どこに依頼すればいいか分からない」「保険が使えるか不安」という場合でも、保険内容を確認したうえで、信頼できる業者を自分で選べることを知っておくと、万が一のトラブル時にも落ち着いて対応できるでしょう。
車の販売店・ディーラーへの連絡
ロードサービスの利用が難しい場合は、車を購入したディーラーや販売店に連絡するのも有効です。
最近の車種は、メーカー独自の遠隔操作サービスによって、遠隔でドアロックを解除できる場合があります。
このサービスを利用できれば、現場での作業なしで迅速に問題が解決します。
鍵業者への依頼
ロードサービスやディーラーの対応が間に合わない場合は、鍵の専門業者に依頼するという選択肢もあります。
鍵業者は車の構造を熟知しており、専用の工具を使って車を傷つけずに開錠することが可能です。
依頼する前に料金体系や実績を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
インロック解除にかかる費用と時間
インロック解除にかかる費用と時間は、依頼先や状況によって大きく異なります。
ロードサービスや保険の場合
JAF会員や任意保険のロードサービス特約を利用する場合、無料で対応してもらえるケースがほとんどです。
ただし、無料対応には制限がある場合があるため、事前に契約内容を確認しておきましょう。
到着時間は、場所や混雑状況にもよりますが、30分から1時間程度が目安です。
鍵業者に依頼する場合
鍵業者に依頼する場合の費用相場は、1万円~3万円程度となることが多いです。
これは車種や作業の難易度、時間帯によって変動します。
費用を抑えるためには、複数の業者から事前に見積もりを取ることが有効です。
ディーラーに依頼する場合
ディーラーに依頼し、遠隔操作で解除できる場合は、基本的に無料で対応してもらえることが一般的です。
インロックを未然に防ぐための予防策
インロックは予期せぬトラブルですが、日頃の注意や習慣によってそのリスクを減らすことができます。
鍵を身につける習慣をつける
最も基本的な予防策は、車から離れる時は必ず鍵を身につけることです。
トランクに荷物を入れる際や、エンジンをかけたまま少し車外に出る際には、この習慣が非常に重要です。
スペアキーを携行しない場所に保管する
万が一インロックした場合に備えて、スペアキーを車内以外の安全な場所に保管しておきましょう。
スマートキーの機能を活用する
最近のスマートキーを搭載した車は、鍵が車内にある状態ではロックできないよう設計されているものがほとんどです。
また、メーカーによっては遠隔操作によるロック解除機能が利用できます。
これらの機能を積極的に活用し、インロックのリスクを低減させましょう。
まとめ
車をインロックしてしまった場合、無理な自力開錠は、車体の破損リスクが高く推奨できません。
最も安全で確実な対処法は、ロードサービスや任意保険、あるいはディーラーに連絡し、専門のプロに開錠を依頼することです。
費用は、ロードサービスや遠隔操作を利用できれば無料となるケースが多く、鍵業者に依頼した場合は数万円程度の出費となるのが一般的です。
日頃から鍵を身につける習慣をつけ、スペアキーを車外に保管するなど、予防策を講じることでインロックのリスクを大幅に減らすことができます。
本記事で解説した適切な対処法と予防策を参考に、いざという時にも冷静に対応できるよう備えておきましょう。