Knowledge基礎知識
充電切れ(電欠)した電気自動車もレッカー搬送してもらえる?
電気自動車は環境に優しい次世代の移動手段として普及が進んでいます。
しかし、充電を怠ってしまうとガソリン車のバッテリー上がりと同様に走行不能となり、いわゆる「電欠」の状態に陥ります。
このようなケースで気になるのが、レッカー搬送は可能なのか、またどのような流れで対応してもらえるのかという点です。
本記事では電気自動車が電欠した場合の搬送対応や費用の相場、あわせて覚えておきたい予防策について解説します。
電気自動車が電欠した場合の対応
電気自動車はガソリン車のように手軽に給油できるわけではなく、充電という工程が必要です。
そのため電欠状態になると基本的に自走はできず、レッカーや積載車による搬送を依頼する必要があります。
多くのロードサービスや保険会社では電気自動車の電欠にも対応しており、ガソリン車と同様に依頼が可能となっています。
ただし、ガソリン車のように携行缶で燃料を補充できる仕組みはないため、その場で復旧することは容易ではありません。
一部のサービスではポータブル充電器を積んだ救援車を派遣できる場合もありますが、現実的には充電スタンドや整備工場までの搬送になる場合がほとんどです。
電欠時に取るべき行動のステップ
電気自動車が充電切れを起こして走行できなくなった場合には、慌てず順を追って対応することが大切です。
ここではレッカー搬送を依頼する際に押さえておきたい流れを整理しました。
まずは停車位置と周囲の確認
バッテリー残量が尽き、車が惰性で止まってしまった際には、できるだけ路肩や広いスペースへ移動させ、ハザードランプを点けて後続車に異常を知らせます。
その後は三角表示板や発炎筒を使用し、同乗者がいる場合は安全な場所へ避難させましょう。
電欠自体は命に関わるものではありませんが、道路上で停止することが大きなリスクとなるため、まずは人の安全を優先します。
サービス窓口への連絡
次に行うべきは、契約している保険会社やロードサービスへの通報です。
電気自動車も対象としているサービスは多く、JAFや任意保険付帯の救援サポートに連絡すれば搬送手配を行ってくれます。
契約内容によっては無料搬送の距離が決まっているため、あらかじめ確認しておくと不安を減らせます。
搬送先の選択
搬送先は急速充電設備を備えたスタンドや、ディーラー・整備工場が一般的です。
電欠はエネルギー不足に過ぎないため、車両本体に不具合がなければ充電を行うことで通常どおり利用できます。
このため、修理工場よりも充電環境のある施設を選ぶ方が、早期復旧につながる場合が多いといえます。
電気自動車を搬送する際の費用感
EVのレッカー費用は、基本的にガソリン車と大きな差はなく、1万円〜2万円程度の基本料金に加え、走行距離ごとの加算(1kmあたり500〜900円程度)が発生します。
高速道路で停止した場合は高速料金も利用者側の負担となります。
ただし、電気自動車はバッテリーを積む分だけ重量が増す傾向にあるため、車両によっては積載車での移動が必要になり、追加のコストがかかる場合があります。
また、搬送先に充電設備がないとさらに遠くの施設まで運ぶこととなり、費用が膨らむ可能性も考えられます。
こうした負担を抑えるには、ロードサービスやJAFの会員特典を上手く活用するのが得策です。
契約によっては一定距離まで無料で対応してもらえるほか、割引制度が適用されることもあり、いざというときの経済的な安心につながります。
電欠を防ぐための予防策
電気自動車の電欠は、ガソリン車の給油忘れよりも深刻なトラブルにつながる可能性があります。
そのため、日頃からの管理が重要です。
こまめな充電を習慣化する
長距離ドライブを予定していなくても、残量が半分を切ったら充電するなど、早めの対応を習慣にすると安心です。
急速充電スポットが必ずしもすぐ見つかるわけではないため、余裕を持って計画的に行動しましょう。
走行ルートと充電スポットを事前に把握する
長距離の移動をする際には、ナビアプリや専用マップで充電スポットの位置をあらかじめ確認しておきます。
予定よりも早めに充電できるようにしておくことで、思わぬ電欠を防ぐことができます。
モバイルアプリで充電状況を確認する
最近の電気自動車はスマートフォンアプリと連携し、遠隔で充電状況を把握できる機能が増えています。
出先で残量を確認できれば、充電忘れを防ぎ、不安を軽減して電欠リスクを下げられるでしょう。
まとめ
電気自動車が電欠した場合も、ガソリン車のバッテリー上がりと同様にレッカー搬送を依頼することが可能です。
そのときには、まず周囲と自分自身の安全を守りつつ、ロードサービスや保険会社へ連絡を取ることが基本の手順となります。
費用は基本料金に距離加算が上乗せされ、数万円規模になるケースが一般的です。
任意保険やJAFなどのサービスを利用すれば、負担を軽減できるでしょう。
一方で、電気自動車は車両重量や搬送先の条件によっては追加費用が発生する場合もあるため、この点は把握しておく必要があります。
電欠を避けるためには、普段からこまめな充電や走行ルートの確認、さらにアプリによる残量チェックを習慣化しておくことが効果的です。
本記事を参考にして、電気自動車を使用する際のリスクを理解し、いざという場面でも落ち着いて行動できるよう備えておきましょう。