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積雪で立ち往生した場合どうする?レスキューをお願いできる連絡先とは?
大雪が降ったときに車が立ち往生してしまって、長い列ができてしまう光景をニュースやワイドショーで目にしたことはありませんか。
傍から見れば「大変そうだな」と思う程度かもしれません。
しかし実際にあの立ち往生に自分が巻き込まれたらどうすれば良いか、途方に暮れる方が多いです。
ここでは積雪時に車が立ち往生した場合、どこにレスキューを求めるべきか、紹介しますのでいざというときの参考にしてください。
雪で車が立ち往生した場合の連絡先
雪で車が立ち往生して動けなくなった場合、救援を求めなければなりません。
立ち往生したときにあたふたしないためにも、どこに連絡すれば良いか確認しておいたほうが安心です。
できればすぐに連絡できるようスマホに登録したり、ダッシュボードなどに連絡先のメモを入れておいたりするのがおすすめです。
#9910が基本
雪により車が立ち往生してしまい、身動きが取れなくなったら#9910に連絡してください。
#9910とは道路緊急ダイヤルです。#9910に連絡すると、道路会社が除雪車を手配して、車を動かせるように対処してくれます。
#8139に連絡する方法も
道路緊急ダイヤルのほかにも、#8139に連絡する方法もあります。
#8139はJAFの設置しているロードサービス救援コールを指します。
JAFに連絡を入れれば、ロードサービススタッフが現地に駆け付け、必要な対応をしてくれます。
警察や消防への連絡が必要な場合も
ただ単に立ち往生しているのではなく、事故が発生している場合には警察への通報も行う必要があります。
また、事故の結果、負傷者が発生している可能性があります。
立ち往生で長蛇の車列が発生している場合、数日間身動きの取れない恐れも出てきます。
すると体調がすぐれなくなる可能性もあり、その場合には消防に連絡して、救急車の手配を進めるほうが無難です。
民間のレスキューサービス
積雪時に立ち往生して、脱出不能になった車両をレスキューする民間サービスもあります。
近くにこのような民間サービスがあれば、こちらを利用するのも一考です。
North rescueでは北海道全域を対象にして、レスキューサービスを提供しています。
札幌市内であれば、最短30分で駆け付け対応できるので北海道をドライブ中に立ち往生したら、こちらに連絡してください。
雪で立ち往生した場合にすべきこと
雪で立ち往生して身動きが取れなくなったら、レスキューを速やかに呼ぶことも大切です。
しかしもしかするとすぐに移動できない可能性もあります。
その場合、やるべきことがあるので以下で紹介します。
こまめに除雪する
降雪時に同じところにしばらくとどまっていると、車両やその周囲に雪が積もります。
積雪があれば、こまめに除雪するように心掛けてください。
とくにドア部分と排気口部分に積雪しないように注意してください。
ドア部分に積雪してしまうと、車外に出たくてもドアが開かなくなる恐れもあるからです。
また排気口に積雪すると排気ガスの行き場がなくなって、車内で一酸化炭素中毒を起こしかねません。
雪国でドライブする際にはいつでも除雪できるように、スコップを車内に入れておくといざというときに安心です。
防寒対策をする
積雪時にしばらく車内にとどまっていると体が冷えてきます。
この場合できる範囲で防寒対策することも重要なポイントです。
何か衣服があれば、何でも着込んで重ね着して体温を下げない用意気を付けてください。
もし毛布や衣服などが手元になければ、タオルや新聞紙を活用するのもおすすめです。
さらに、立ち往生したときのために、食べ物を準備しておくほうがいいです。
軽食があれば、何日間か動けなくなっても何とかなります。
食べ物がなくても、水だけは常備しておくといいでしょう。
体を動かす
長時間車内でずっと座りっぱなしだと、血液の流れが悪くなります。
血栓ができて、立ち上がったときなどにエコノミークラス症候群を起こすかもしれません。
そこでこまめに体を動かして、エコノミークラス症候群対策をすることも重要です。
足首や手首を回したり、かかとの上げ下げをしたりするだけでも十分な運動効果があり、血行も改善するといわれています。
まとめ
雪道を運転していると足を取られ、立ち往生してしまって長時間動けなくなることも十分考えられます。
状況によっては、数日間その場でずっと過ごさなければならなくなることもあり得ます。
もし雪道で足を取られて身動きが取れなくなったら、できるだけ早くレスキュー要請することが大事です。
ここで紹介したように道路会社やJAFにはレスキューの受付ダイヤルがあるので、こちらに連絡してください。
また救助が来るまで、いろいろとやるべきことがあるので忘れずに実践してください。
とくに除雪をこまめにすることは大事で、排気口が詰まってしまうと一酸化炭素中毒で命の危機になりかねません。
スコップを常備して、こまめな除雪を心掛け命を守ることを最優先にしてください。